現代に生きる普通の二人の若者(アニキ、キンタ、職業漫才師)が、太平洋戦争末期の昭和20年に、魂だけがタイムスリップしてしまう
ところから始まる。
彼等は、神風特攻隊の「岸田中尉・福元少尉」として目覚める。戸惑う二人に対し、他の隊員達は軽い記憶喪失にかかっているとして接している。逃げたくても「脱走は銃殺刑」と聞いては逃げられず、しか
たなく特攻隊兵舎に居座るが、友情を深め始めた隊員達には次々に特攻命令が下されてゆく…。
88年に原形ともいえる「リーインカーネーション」を自主公演してから、回を重ねるごとに話題を呼び、海外では91年のロスアンゼルス公演、93年のNYアクターズスタジオ公演、95年には終戦50周年ということで映画も封切られ、以来日本で毎年の様に上演されてきました。決して反戦がテーマではなく、たった50年前に在った事実と、どんな時代にも変わらない若者達の熱さを描きたいとこの作品を創った、今井雅之自身の演出での公演です。 |
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88年:主演作品
91年:文化庁主催芸術祭賞三賞受賞/原作・脚本・演技史上初の三役受賞
93年:93年度国連主催芸術祭賞受賞
98年:ブロードウェイ・ロングラン公演 |